千手観音とは?

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千手観音というと、やたらと手が多い観音さまというイメージが強いですね。

でも、多くの千手観音は、千本手がないんです。

なぜかわかりますか?

そんな千手観音のことを調べてみました。

最後まで読んでいただけると嬉しいです。

それでは、どうぞ!

千手観音とは?

千手観音(せんじゅかんのん)とは、十一面観音と同じく、10個の菩薩面と頭頂部に阿弥陀如来(あみだにょらい)の顔をつけていることから、阿弥陀如来の化身の菩薩とされています



菩薩の姿はさとりを開く前の王子さまだった頃のお釈迦様をモデルとしています。したがって、髪は高く結い上げ、一部を長くうしろに垂らしています。

また、胸飾りや腕輪などの装飾品を豪華に身に付けています。そして、着ているものも天衣や裳を優雅にまとって、王子さまらしい身なりをしています。

千手観音の役割

千手観音は、正しくは千手千限観自在菩薩(せんじゅせんげんかんじざいぼさつ)といいます。

千の手とその手にひとつずつ、千の目をもち、人々のどんな願い事も見逃すことなく目を配り、誰にでも救いの手を差し伸べることができます。

千というのは具体的な数というよりは、無限の救いを意味します。

礼拝するときは、南無観世音菩薩(なむかんぜおんぼさつ)と唱えましょう。

千手観音像の手は本当に1000本あるのか?

本当に1000本の手を持つ像もありますが、42本のものが実は多いのです。

奈良の唐招提寺(とうしょうだいじ)や大阪の葛井寺(ふじいでら)の千手観音のように実際に1000本の手を持つものもありますが、ポピュラーなものは、胸の前で合掌した2本の手と40本の手を持つ、合計42本の手の千手観音です。
1本の手で25の願い事を叶えるので、40×25=1000となります。

つまり、手の数が増えれば、それだけ多くの民衆を救うことができるということで、千手観音には絶大な功徳を与えてくれる力が備わっているのです。

その功徳を象徴するのが、それぞれの手の持ち物です。

千手観音はその手にさまざまな持物を持っています。

これらはすべて、人々を救う働きを意味します。あるものは人々の願いを叶え、あるものは煩悩や迷いの心を退散させる武器であり、あるものは人々に仏様の教えを広めて、救うことを象徴するもの、または災害や困難を取り除くもの、長寿や繁栄を守るもの、悪行にそれた者を正しい道に導くものなど、人々のどんな願いも聞き届けられるようにさまざまなものを持っています。

例えば、錫杖(しゃくじょう)や三鈷杵(さんこしょう)、日輪(にちりん)や宝珠(ほうじゅ)、数珠(じゅず)などが代表的なもので、髑髏(どくろ)のついた杖である髑髏杖といったものまで含まれます。

錫杖は、煩悩を除去し、宝珠は災いを除くとされますが、髑髏杖の場合は一切の鬼神を操るとされています。

ちなみに、唐招提寺の千手観音は、持ち物があるのは40本の手ですが、その間に小さな手がびっしりと差し込まれています。

平成12年から21年にかけて、この仏像の解体修理が行なわれましたが、全部で953本の手が確認されました(当初は千本あったようですが、途中で失われたようです。)

唐招提寺は、中国から渡来したお坊さん、鑑真(がんじん)が晩年を過ごしたお寺です。

この千手観音像は5メートルを超える巨大な仏像ですが、鑑真が生きているあいだに作られたものでは、どうやらないようです。

千手観音とは~まとめ~

千手観音についてまとめてみました。

1.菩薩の姿はさとりを開く前の王子さまだった頃のお釈迦様をモデルとしている。

2.正しくは千手千限観自在菩薩という。

3.礼拝するときは、南無観世音菩薩と唱える。

4.実際に1000本の手を持つものもありますが、胸の前で合掌した2本の手と40本の手を持つ、合計42本の手の千手観音が一般的な姿。

5.手観音はその手にさまざまな持物を持っていますが、これらはすべて、人々を救う働きを意味する。
いかがでしたか?

私も手が多い事は知っていましたが、42本であるのは知りませんでした。

今度お寺で見た時は、数えてみようと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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